沖縄戦を知ることができるおすすめの本6冊

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さまざまな悲劇をうんだ沖縄戦。

約80年が経過し、体験者も少なくなる中、遠い過去になりつつ沖縄戦。

しかし世界では紛争・戦争は絶えず起こっています。

沖縄戦の教訓をもとに凄惨な戦争を二度と起こさないため、我々は沖縄戦を学ぶ必要があるのではないでしょうか。

本記事では沖縄でガイドしている筆者が、実際に手を取って勉強した読んだおすすめの本を紹介します。

沖縄戦を一から学びたい!という方にはまずこれから紹介する本を手に取ってみてください!

実は当ブログに「おすすめの本を紹介してほしい!」というお問い合わせが多く、本記事を執筆しました。一人でも多く沖縄戦の実相に触れてほしいと思います。

①沖縄戦を知る事典

沖縄戦を体験していない世代の若い研究者や実践者が結集して編んだ事典です。

沖縄戦の概要から体験者の証言など従来語られてきた沖縄戦だけではなく、「ハンセン病」「慰安婦」「朝鮮人軍夫」など幅広いテーマで沖縄戦を紹介し、それぞれ専門家が執筆しているのが特徴です。

まさに「事典」にふさわしく、沖縄戦を一から学びたい人にはまず手に取って読んでいただきたい一冊です。

②沖縄の戦争遺跡: 〈記憶〉を未来につなげる

当記事で紹介する戦跡を実際回るために、参考にさせて頂いたのがこちらの本です。

中々、沖縄戦の戦争遺跡を詳しく紹介している本に出会えなかったので、この本にはとても助けられました。

本サイトで紹介しきれていない戦争遺跡も多く紹介していますので、さらに詳しく戦争遺跡を周りたい方にはおすすめの一冊です。

③沖縄戦の全女子学徒隊―次世代に遺すものそれは平和 

生き残った女子学徒が、二度と戦争を繰り返さぬよう、そして亡くなった学友たちの生きた証を残したいと自らの体験をまとめた証言本。

ひめゆり学徒隊だけではなく、白梅学徒隊、など多くの学徒隊の証言がでてきて、こんなにも多くの学徒隊が動員されたことに驚くことでしょう。

平和な時代であれば青春を謳歌したはずの普通の女子学生。二度と戦争を繰り返してはいけない!という強い思いがこの本を通じてつよく強く伝わる一冊です。

④沖縄決戦 – 高級参謀の手記

沖縄戦の作戦を実質立案した第32軍の高級参謀「八原博通」大佐の手記。

沖縄戦を生き残り、戦後本人がまとめた手記です。

用語や言葉は多少難しいですが、当時日本軍の首脳がどのように沖縄戦を考えていたかわかります。

当時の日本軍の様子が鮮明にわかり、日本軍の立場で沖縄戦がわかる貴重な一冊です。

⑤ペリリュー・沖縄戦記 

筆者がペリリュー島ガイド時代に読み、沖縄戦を知るきっかけになった本です。

ペリリューと沖縄を戦ったアメリカ第一海兵師団「ユージン・スレッジ」伍長が、戦場に携行した新約聖書の中に日々の出来事を残しており、このメモ書きを基にして書かれました。

人間性を破壊する戦争の悲惨を克明に記す最前線からの証言はとてもリアルで、戦争の恐ろしさがこの本を通じてわかります。

アメリカ側の視点から沖縄戦を視ることができます。

⑥証言 沖縄スパイ戦史

この本には衝撃を受けました。

あまり知られていない沖縄北部で戦った少年護郷隊と秘密戦。その秘密戦に関わった陸軍中野学校卒業の2名の軍人。

証言ができない生存者が多く、秘密戦でもあったことから、その実態があまりわかっていない「少年護郷隊」を著者の三上さんが長年かけて取材し多くのことが判明した貴重な本。

沖縄本島北部の戦闘や貴重な生存者の体験だけではなく、戦争が起こると住民を容赦なく巻き込んでいくメカニズムがこの本を通じてわかる一冊です。

戦跡の詳細を知りたい方、記事の内容が気になる方、
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ひと目でわかる沖縄戦の戦跡一覧をリリース中
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